変拍子教室 3限目 「共存している」

ちえーす。りょうちゃんですー。

お久しぶりです。3か月半も更新しなくてすみません。生きてますよ。

ネタ探しの旅に出てたとか出てないとか。

ちゃんと拵えてきましたよー、ネタ。

(先日東京で対バンした某テクニカルバンドの巨匠に変拍子教室面白かったと言われ、これだけ長期でサボってるのはさすがにまずいと思い迅速に更新しようと心に決めた)



今日は「共存しているリズム」について語ります。

以前1限目の最後のほうでポリリズムのお話をしました。

ちょっとわかりづらいというか、簡素すぎたのでkwsk説明します。


まずこれ、読めますか??


ナメとんか

って言わないで。

これ、まぁドラマーじゃなくても読める簡単なリズムですよね。

3拍子で、タンタカタン タンタカタン・・

ってな感じですよ。


このリズム、実は・・・










2と3を兼ねた立派なポリリズムなのです!!!!!!!!!!!!


Ω ΩΩ<ナ、ナンダッテー


と言われても・・・と思うと思うのでちょっと一工夫、これを見てください。


これならどうでしょうか。

右手と左手どちらでも結構ですが、片方は2拍子でもう片方は3拍子になったでしょう??

というか2拍3連ですね。ただの。



練習はここまで、んじゃこれは??


3と4の共存です。



もっと難しいの、やってみましょう。

はい!


これを、、こうじゃ!! 


⊃4 5⊂


⊃(ダークマター)⊂




さらにこれ!!!!

ここをこうこうこう!(ドランクドラゴンの塚地のネタ)

3と7の共存なんて滅多にないですが・・・(というかあるんか??)


以上で実技終わり、次は解説です。




上記のリズムはポリリズム(ポリ・・多くの、多様な)といいます。

ポリリズムの定義として、

①2つ以上相反するリズムを同時に使用し、

②それらのうちの1つは常識的に考えて非合理的なリズムであり、

③それらを容易に知覚されない、もしくはいずれかの単純な拍子と認識させる

ですって。


なるほど、わからん。


1限目のときポリリズムって種類があってねーとか、派生形でメトリックモジュレーションがどったらこったらーとか言ってたよね。

今回のこの「共存させる」というポリリズムのやり方を正式名称でクロスリズム(クロスビート)って言うらしい。

特に最初にやった2拍3連なんて最も簡単で美しい比率のクロスビートだとされていて、正式名称ヘミオラ(セスキアルテラ)って言います。

ギリシャ語由来のヘミオラ、ラテン語由来のセスキアルテラは両方「数学的に考えて2:3って数字ってなんでもめっちゃ均等で超綺麗じゃね?」っていう意味を持つ言葉です。

ヘミオラに関してとても興味深いことが書いてあったので簡単に紹介します。


◎垂直ヘミオラ◎

「2つの時間に3つの音符が重なり合ったヘミオラ、逆も同様です。」


は?


どうやらこの記事で散々言ってきた2拍3連のことを言っているのでしょう。

というか正にex.2の譜面そのものなんじゃないでしょうか。



◎水平ヘミオラ◎

とあるラテンアメリカのめちゃくちゃ偉~~い人は言いました。

「これ、水平ヘミオラかセスキアルテラ(スペイン語で「6つのそれは変わる」)って言わない??ねぇいいよね??みんなー!!」と・・・

それがこちら↓

よくあるやつだよね。

南アフリカでは割とポピュラーなリズムで、正式名称は「ベルパターン」「非対称タイムライン」とかいうんだってさ。そういう楽器があるんだって、アゴゴベルとかそういうやつ。


話の核として、その音楽のリズムの輪郭を区別をするために必要なリズム(要は「ノリ」ってやつ)は以下のような規則に則りましょうってことかいな。

3/4と6/8での決定的な違いはこの〇が書いてあるところにリズムのアクセントがあること、それはもはやその曲の流れやテンポをも変える重要な要素なのです。


そして、これを並べて共存させることによるリズムもまたポリリズムなのです。


ってことなのかしらね。



以上で終わります。

どうでしたでしょうか。

明日使えないトリビアの数々 ポリリズムって面白いですよね。

音楽は数学の世界だって婆っちゃが言ってた。


次の変拍子教室はすぐ更新できると思います。

内容は実践的なことなのでちょっとためになるかもね。

お楽しみに。






ほならね ノシ




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感触と匂いと鼓動の音と、あとエモさ