Harakiri for the sky (from Austria)

オーストリア産ポストブラックメタル。

ボーカルと楽器全部の2人組のバンド。

2017年のアマデウス・オーストリア音楽賞にてヘヴィメタル部門で入賞。

一貫して特別速いパッセージも無く小難しいこともせず決して細く滑らかなサウンドではないが、北欧のメロデスにも通ずるであろうド直球泣きのメロディラインと、地を這うような堂々たる生ドラムのバスドラム連打が気持ち良い。

湿っぽく陰鬱な雰囲気を身に纏いながら、胸に燻ぶる複雑な感情を壁に叩きつけるかのようにアグレッシブに歌い上げるボーカルの声色は圧巻。

インパクト強のバンド名は間違いなく日本リスペクトだが、2枚目のアルバムのタイトルは「Aokigahara(青木ヶ原)」で、もちろん日本でもかなり高く評価されている。

Tanpopo Crisis、Utopian Visions of Earth、Echos of the moonあたりを聴く人はオススメ。


~オススメのアルバム~


Aokigahara


Ⅲ:Trauma


評価
9/10

ポストブラックが好きな人のツボを的確に突いてくるメロディセンスは素晴らしいの一言では収まらない。

ところでジャケットに動物を使っているが、カラス、キツネ、トナカイと来て次は何かな。熊かな。

0コメント

  • 1000 / 1000

感触と匂いと鼓動の音と、あとエモさ